« 2012解禁.....って | トップページ | とりあえず 冬眠からめが覚めた? »

2012年3月24日 (土)

小畔川.....河川工事

こんちは 春だというのに まだ冬眠から目覚めきれていない私....。

ちと 気になっていたというか頭が沸騰していたことを少し。

jetpapaさんのブログ「小畔川通信」の方で22日載せられていた小畔川の河川改修のことです。

以前に私も改修工事が始まっていることは知っていまして 工事の看板を見ただけで頭が沸騰してました。

で 記事にすると何を書くかわからないような........で書かずにいたのですが

「小畔川通信」で記事になっていたので私も書くことにします。

で 本日取材というか現地を再度見てきました。

Dsc00295

飛び石の橋脇へ降りる入口にある工事看板 これだけ見て沸騰していたのですが....。

飛び石橋のところは現在こんな感じ

Dsc00296

ここは完全に3面コンクリになる計画かと思われます。

その他は片側を少し深くして水の中に空隙のある石積にして植生をするようです。

その上で現在の水深より深くして現在の護岸の淵の高さ近くまでの水深にする計画のようです。

埼玉県の水辺再生プラン100の一環ですね。 工事説明の看板

Dsc00298

3面コンクリになるのは飛び石橋のところだけのようです。

あとは県道の方へ 御伊勢塚公園の横あたりも下流側の東上線までの区間と同じように

護岸上に遊歩道を整備する計画みたいです。

埼玉県の水辺再生プランの実施については最終的にはワーキンググループとして

地域住民も入って行うことになっているので地元の自治会をはじめ

工事内容については説明及び計画自体に参加しているはずかと思います。

また 河川を活用する上では管理する入間漁協さんについても参加しているか

もしくは連絡は来ているはずかと思います。

工事内容の説明看板を見る限りは いいことの様でもありますが

水深を深くする意味は何かと思う面もあります。

河川として5月の連休辺りから9月までは思いっきり近隣の田んぼに水を取水する地域ですので

利水上必要ということかもしれませんし。(近くの看板では吉田利水組合とかあったような?)

全区間3面コンクリではないので都市型の護岸に近い感じで水量不足を補うためのようにも感じます。

流れが直線的な河川構造からすると計画の河川断面では水深が深くなっても

徐々に上流の土砂で埋まるだけのように思えますね。

川を蛇行させる工夫などをしないと河川全体が溜まり水のようになってオイカワにはどうなのでしょうか?

むしろ 鯉の川になるのか? そしてゆくゆくはブラックバスの聖地にwwwww。

Dsc00301

入間漁協さんの看板 未だに昨年の川越フィッシングショウのポスターが....護岸工事をバックに寂しげに残ってます。

あ そうそう 現地の河川には車は降りられますよ。

工事事務所があって工事関係者が車を止めたりしてるかもしれませんが問題なく視察できますので

みなさん覗いてみるといいです。

うまくすると県土木事務所の方などがいれば説明を聞けるかもしれません。(多分平日だけど)

まあ担当者や工事の人に文句を言っても困ってしまうと思いますが 説明を聞くだけならいいと思います。

ある意味 県へのプレッシャーになれば 無茶な工事はしなくなると思います。

とりあえず私は説明看板の内容でめちゃくちゃな工事ではないと考え方はわかりました。

その辺りの説明がほしいですね。ただ 工事内容が有効かどうかは疑問が残るといったところだと思います。

その計画を決定した経緯がどうなのか? 本当に地域住民を含めてワーキンググループが

しっかり機能していたか?遊歩道だけの整備なら川の中までいじる必要は無いはずなので

本当に お金を使うなら川の中に石を入れて流れに変化をつけてほしいというところかなと思います。

そうすることで植生も形成されやすくなりますし水辺の生き物の環境が作りやすくなると思います。

石を入れるというと土木的には...河川床をコンクリにすることを考えるので好ましくないのですが

自然に埋設設置できる工法があればいいのですが(建築屋なので土木は詳しくないので....)

いずれにしてもしばらくの間は工事によって濁って下流側に土砂が沈殿することに間違えはありません。

水流も弱くなると思うのでドロ底になることは確かだと思います。

コンクリートのアルカリ性もどうなのか? もっと生物の生活環境について詳しくならないといけないかな?

-----------------------------------------------------------------------------

そして実は昨年から上流の下田橋辺りも河川改修工事をしてます。

そちらは従来の護岸が崩れかけているのを直しているようです。

その辺りでは20cm越の魚影も私は確認しているところで 書籍等で小畔川の釣が掲載される

南小畔側合流より少し下流側でそちらも濁りが良く出ています。

« 2012解禁.....って | トップページ | とりあえず 冬眠からめが覚めた? »

フライフィッシング」カテゴリの記事

渓流」カテゴリの記事

釣り」カテゴリの記事

コメント

 小畔川の工事は不必要な気がしました。
 例年護岸が古くなった所を改修する工事が入っていますし、南小畔川では大々的に護岸改修がされました。
 現在上流で護岸が崩れ危険な状態になっているところがありますが、こちらはそのままで、飛び石周辺の工事を実施しています。

 主旨が違うような気がするのです。
 やはり安全第一、治水が十分にできてから環境保護、景観、アクセスとなるのではないかと思っています。

なるほです。
たしかに上流部の護岸がかなり傾いているところもありますね。
そうなると 環境景観の看板を県として掲げた事業を優先している感じですね。
予算組みの趣旨が違うからと簡単に言われそうですが 先にやるべきことは護岸の補修その上で環境&景観。
その環境景観を行うにしても土木的発想になっているからこういう工事になるということかも
そして趣旨はすごくいい水辺再生の発想が 実は内容的に水辺の再生とは違うアプローチになってしまっている状態ですね。
上田さんにもう少し考えてもらわないといけませんね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 小畔川.....河川工事:

« 2012解禁.....って | トップページ | とりあえず 冬眠からめが覚めた? »

2024年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

にほんブログ村

リンクブログ

無料ブログはココログ